ロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきた
3/3の開幕と同時に行く気だったのだが、コロナの影響で開幕が延期。一度逃すとズルズルと先延ばしになってしまい、ようやく先日行ってきた。
入場券は既にすみっコてのりぬいぐるみ付きの物を持っていたので、日時指定券だけ事前に買っておいた。この日時指定券を買うってのも先延ばしの要因。指定券を買うのがそもそも面倒くさいし、ふらっと好きな時に行けないし、指定した日に予定入ったらどうしようってなるし……しかしそうも言ってられぬ。東京会場は10/18で閉幕なので、うかうかしてると終わってしまう。と、面倒な日時指定券を買ったのだ。
目玉はこの写真の通り、ファン・ゴッホの「ひまわり」。目玉に相応しい展示のされ方をしていた。フェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」も目玉なのだろうが、フェルメールの絵は元々サイズが小さいこともあり、展示してある場所も相まって目立たなかったように思う。
個人的には、自分の身長よりも高い特大のキャンバスで見る風景画には心を打たれた。 カナレットの「ヴェネツィア:大運河のレガッタ」が正にそれだ。
さて、グッズに関して。
グッズ売り場は入場を制限しているので5分くらい並んでようやく入れた。
すみっコてのりぬいぐるみは全て売り切れ。ただし、てのりぬいぐるみ付きのチケットを持っている人はレジにて交換できる。私はドガのとかげを貰った。
ミニサイズの図録が良い感じだったので購入。あとはポストカードを何枚か。
余談だが、ゴッホのひまわりは7枚あり、ロンドン・ナショナル・ギャラリーにあるのは4枚目のひまわり。特徴としては花瓶にフィンセントの署名が入っている事だろうか。
ゴッホはファーストネームであるフィンセントを定着させたいと思っていたので、このような試みをしたと何かで読んだ記憶がある。しかしまあ現代においてもゴッホはゴッホである。
2枚目のひまわりは日本人が所有していた。
通称「芦屋のひまわり」で、第二次世界大戦の空襲で焼失してしまったので幻のひまわりとされる。実は事前に避難できていて、今もどこかに眠っているとしたら夢があるのだが。
5枚目のひまわりは日本にあり、損保ジャパンが所有している。
今年の3月にはGINZA SIXの蔦屋書店にひまわりコーナーを設け展示されており、誰でも気軽に無料で観に行けた。写真も自由に撮ってください、何なら一緒に撮りましょうかという神対応だった。
印象的だったのは5枚目のひまわり以外はレプリカなのだが、そっちばっか熱心に写真を撮ってる人が実に多かったこと。誰かが撮り始めると釣られて撮ってしまう典型だろう。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の会期が延長したのは実に上手いなと思った。
絵画の保管場所としては申し分ない国立西洋美術館に置いておけばいいのだから。素晴らしい保管場所を確保しつつ、見物客からはありがたいと言われるWIN-WINの関係だ。
まだ行けてない人は、10/18までなので事前に入場券と日時指定の予約券を用意して、忘れずにどうぞ。